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戦う精神とは?

木鶏の話が中国にはあるそうです。それは、ある王様が自分の闘鶏を強くして貰おうと、闘鶏を育てる名人の所へ持って行き預けました。しばらくして、王様が様子を窺いに行きますと、「まだまだ空威張りがあり、闘争心が旺盛だからダメです。」と答えました。また、しばらくして王様が見に行き聞くと、「闘鶏の姿を見たり、声を聞いただけでイキリ立つからダメです。」そう言いました。また、もう少しして見に行きますと、「目を怒らせ己の強さを誇示するので話になりません。」と言います。それから、またしばらくして窺うと、「もう良いでしょう!他の闘鶏が鳴いても全く相手にしません。まるで木鶏の様に泰然自若としており、その徳の前に適う闘鶏はない」と、認められたお話です。この話を思い浮かべると、私は恥ずかしくなります*思い当たる事が幾つも出て来て反省させられます。

戦法

戦法よりも、戦う以前に一番大切なことがあります。 それは、「元気です!」 笑 茶化して申している訳ではありません。真剣です。猪木さんは、「元気があれば何でも出来る!」と、よく言われていますよね*  裏返せば、「元気がなければ何も出来ない*」と言うこと。また、少しは遣れたとしても、きっと上手くは行かないでしょう!戦う精神と申しましょうか? それこそ闘魂!闘う魂が必要なのです。大きな声を出せとか? そんな上っ面なものではありません。例えクールであっても、内に闘志を秘めているのか?秘めていないのかは一目瞭然ですね*戦い方を知っていても、技術があっても、戦う元気と意欲がないとイケナイ!元気がない選手は試合でも気持ちでも負けてしまいます。もうひとつ目に見え難いことですが、元気がないと自分を解放出来なくて自由にやれないのです!心を解放してあげないと余計に硬くなり、失敗を恐れ堅実なプレーに専念してしまいます。勇気も湧いてこない*   もう十年くらい前の話になりますが、当クラブに3つのトレセンが存在していた時期がありました。そして、各々3つが別々の試合に行ったり、大会に出場していたのです。その中で三人の監督やコーチが月に一度、自主的に反省会をしていたのです。 その反省会の席に偶々私が参加している時に、こんなことがありました。普段こういう議論の中で私は余り発言はしません。自由に遣って貰います。一人のコーチが言いました。「この前の試合で負けた原因は何だと思う?」そう聞くと、当人コーチは、「試合の経験不足だと思います。」そう答えました。また続けて聞いていました。「何か月前も、半年前も同じことを言っていたよね? じゃあ何回試合をやれば十分な経験なの?勝てた時に、やっと経験を積んだことになるの?」と、突っ込まれていました。 「試合経験の差だとか言うけど、言い訳じゃあないのか?何故自分の反省はしないの?」と・・・指導者というものは、どうしても上手く行かなかった時や、負けた時というのは、負けた原因を安易な所から見つけたくなってしまうものです。同情しますが、コーチ自身に責任が及ばない様にとか、親を納得させる為にとかを一番に考えてしまいますと、そう言う抽象的な結論に成り易いのです。コーチの責任で良い!どんな事でも普段からトレーニングに係わっているのですから、全て私のせいですと言ってあげないと、一生懸命やっている選手が可哀想です。その為には、先ず元気を養う!内面を出させてあげる!無限の可能性を引き出す!元気や面白いことは、本来与えられるものではなくて、自分でそうさせるモノだと思いますが、まだ子供の内は、コーチの手助けが沢山いると思います。その辺の手腕がとてもとても重要だと私は感じます。元気がなければ、ツマラナイ顔をしていますから、コーチが感じ取れない筈がありません。コーチが楽しくなければ、生徒も楽しくはない!従って遣らされる練習になって行きますね*そんな練習で伸びる訳がない!子供から感じながら指導を学んで役に立つ指導者に成りたいものです。そう言えば「元気がない」で思い出しましたが、トルシエ監督が、中村選手を起用しない理由を質問された時、こんな風に述べられていたことを思い出しました。それは、「控え選手の中で何時も下を向き、暗い顔をしている選手を誰が使う気になりますか?元気のない選手が、期待通り?期待以上に動いてくれるとは到底思えません。」

小よく大を制す

強い相手や、大きなモノに勝とうとすれば、正攻法が通用しないのは大方事実だと思います。奇襲戦法を取って見たり、誘いを掛けて後の先で仕掛け、様々な工夫をするでしょう?相手がどう出て来るのかは分かりませんから、戦略は有って無いモノかも知れません。動いては様子を見て、臨機応変に対応しなければ、簡単にやられてしまいます。戦略とはあらゆる事を想定した柔軟さが必要な筈です。通り一辺倒ではダメですね!

真田幸村 木下藤吉郎 織田信長

この方々は、強大な相手と戦い勝っていました。大きいからと言って必ず勝つとは限りません。 歴史が証明しています。そして、皆苦労人です。ボンボンではない!
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