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ケガ

「そんなの怪我の内に入らん!」と、私が子供の頃よく言われました。それくらい逞しかったです。社会も親も子供達も!今は、風邪すら大変だ!と騒ぎます。怪我が多くなったのは、便利な社会になった為に、危険回避能力の低下も原因の一部なのでしょうが、少しのことでも、「怪我だ!」と言う、軟弱な捉え方になったからではないか?と私は思います。大袈裟に痛がりますよね!日本の選手は?日本全体と申し上げた方が、よいのかも知れません。

私のケガと柔道

私が子供の時、擦り傷やカサブタがあるのは当たり前の事でした。擦り傷は怪我ではない。水で流して終わりです。私が一番最初にスポーツや武道をしていて、病院に連れて行かれたのは、「柔道」をしていた時です。相手は色帯を付けていて、私よりも先輩でした。同級生達が絶対勝てない相手でした。ある夜稽古で、その先輩と試合(乱取り)をさせられました。そして、何と私が小内刈りを決めて一本を取ったのです。相手の子の、お父さんは大変ご熱心な方で柔道にとても厳しい人でした。息子が負けた悔しさからでしょうか? 自分の息子に、「何やっとる!」と怒鳴り、鬼の様な形相をして睨んでいました*そして、その子は泣きそうな顔をして、必死に私に向かって来ました。勝負事とは面白いモノで、怒ると身体が硬直し、力が入り過ぎる為、全部意思が相手に伝わり、余計に上手く行かなくなります。技と技の間が大きくなり軽く投げてしまえそうでした!でも私は、その時4年生でしたが、相手が可哀想になり、少しくらいこっちが投げられても良いかな?と考えたのです。そこがきっと私の甘いところなのでしょう?そう考えた瞬間に相手は得意技の背負い投げを仕掛けてきました。 一瞬の心の隙を見せた私は、本能的に堪えてしまう部分と投げられても良いとの思いが交差して、中途半端な投げられ方をしてしまったのです。そして、右肩から落ちてしまいました。受け身が取れなくて息が出来ませんでした。直ぐに先生が近寄って来て、「大丈夫か?」と聞いて下さいました。私は、「大丈夫!」と言いましたが、息が出来ないものですから、きっと声が変だったのでしょう?先生は、「イカン!直ぐ病院に行こう!」と、私の肩を抱いて車で病院に行きました。 私は、「何か大変な事になっちゃったけど、大丈夫なのになあ*」と、思いつつも、先生の心配してくれる親切心からだと子供でも解るモノですから、従うしかありませんでした。結果は、やはり何ともなかったです。

その場の雰囲気を読む

これは、本で読んだことですが、猪木さんも相手の事を考えてしまう性質だそうです。感情が爆発したからと、言って無茶苦茶なことをしないことは試合を観ていてよく感じていました。キレても、そこまでは遣ってはイケナイと思っていたのでしょう!例えば、顔を蹴った時も、思い切り蹴るのではなく、後遺症が残らないくらいにしておく*とか、拳で殴る時も顔ではなく、頭を殴っていました。相手に大きなケガをさせない為だと思います。 唯一、パキスタンの英雄アクラム・ペールワンとの試合は、ノールールで命懸けの試合をしましたが、関節を決めてもギブアップしない為、致し方なく肩の骨を折りました。後で猪木さんは非常に後悔したのです。相手も負けるくらいなら、死を選ぶとの必死の思いでしたから、仕方なかったのかも知れません。それが元で、ペールワンは死んでしまいました。それから数年後、その甥が敵討に現れ戦う事になりました。その戦いの中で、相手に勝ちを譲ろう*引き分けでも構わないとの思いが芽生えたのだそうです。そして、挽き分けました*アリ戦でも腕を折ってしまえる瞬間はありましたが、猪木さんは折りませんでした。

事故が増えた!

日本の柔道で死亡事故が多いのは何故か?  指導者たちや評論家は、見え易い所に答えを求めて批判します。医療の事を指導者が勉強していないからだと安易に決めつけるのですが、私は違うと思います。では、フランスの柔道人口は日本の3倍いるのに、死亡事故0というのはどんな訳なのでしょう?  医療知識がある方ばかりが指導しているのでしょうか?そうではないと思います。一瞬で起こることや、瞬間的に起こることなどを防ぎようがないです。医療知識よりも、普段の練習で怪我をしない様にトレーニングしておくことや、注意事項を伝え続けないといけないと思います。私は、そう育てて頂きました。投げる時に手を離すと相手にケガをさせてしまう!だから頭を打たせない様に引き手をあげてあげなさい*何回も指導して頂きました。また、首を念入りに鍛えていましたね*頭を上げる練習や、ブリッジの練習!などなど・・・今の指導はどうでしょうか?
私が考える原因は、日本の指導の仕方が変わってしまったここと、危険回避能力の低下や、外で沢山遊んでいない為、軟弱になったことにあると思っています。

子供が耐える姿

クラウドでは、痛い振りをする子はいないと思いますが、他チームでは時々見掛けます。残念です。子供達が悪いのではなく指導者の指導が大切ですね*本当に耐えてる姿は男らしい!私は、子供が痛がって泣いていますと、必ず手に念力ではありませんが、気持ちを入れて?気を入れて軽く押さえてあげるのです。そうすると直ぐに大体復活します。ウソの様ですがホントの話です。

怪我をしてもヤル気!

ある逞しいクラウドの子は、スキーキャンプで手首を骨折しても、次の日にはスキーを滑っていました!笑 蔓延の笑顔を私に向けて*☠ 休んでいるものと思っていましたから、私はビックリです!きっと私の指導のせいです。足を骨折していても、スキーをしていた私を見ていたからでしょうね*大した者です。クラウドの子供達は逞しい*痛い痛いと泣きません。

親の理解と目に見えないタッグ

親の子供に対するスポーツの捉え方で、スポーツが人生を豊かにすることもあれば、逆に、義務や強制的なものに縛られてしまい、本来のスポーツから懸け離れた、「お金」を手にする目的手段の欲望に変わります。
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愛知県で活動しているクラウドサッカークラブの運営をしています。
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