トンボの賛歌

頭にトンボ

先日、トレセンの練習の時に、私の頭にオニヤンマの子供が留ってくれました＊子供達がそれを発見して騒いでいます。そのトンボを手の指に乗せて、キスをすると、「キャー！」と大騒ぎ＊笑　キスをしたからでしょうか？トンボは目を足で拭いていました。よくトンボの目を見てみると、片方の目が萎んでいて片目しか見えないトンボだったのです。それまでの和んだ気持ちが、一瞬にして悲しい気持ちに変わってしまいました。子供達も私の気持ちが伝わったのでしょうか？みんなの目が沈んでいました。「体が不自由でも、このトンボは立派に生きているし、生きて行くしかないんだ＊みんな分かるだろう！」

死と生

運が良いとか悪いとかは必ずあります。虫の世界も同じ＊人間は口がある分、不平不満を口にします。「何故私だけが」と・・・厳しい教えには耳を塞ぎ、甘いことばかりを望んでいる日本では、生死を語る資格はないのかも知れません。スイスの列車事故で亡くなった遺族が、「何故、母だけがこんな目に遭わなければいけないのか？」「二日で運転を再開させる何て納得出来ない！許せない！」と叫んでいましたが、それを言うことに、どれだけの意味があるのでしょうか？自分達の価値観が全世界の人々や、国に通用するとでも思われているのでしょうか？　　「この死を無駄にしてはいけないから＊」と、スローガン的な事を言い裁判を起こしますが、お金が欲しいだけだな？と何時も感じます。死んだものは生き返りません。死の覚悟もしないで海外旅行に行っても良いのか？疑問です。事故は事故なのです。仕方がない＊飛行機だって墜落しないと言う保証など何処にもないのに！

第３の道　

生きとし生きるモノは、必ず死にます。その後の考え方として、無になるという考え！輪廻転生する！自然に返る！考え方があるそうです。皆さんはどう捉えておられますか？私は、「無」に成りたいと思っています。たった一度だけ、この動ける自由な体と考えられる頭脳を持たせて頂き精一杯生きることが出来た！それだけで満足です。何も無くなり、欲望や後悔の念も全て消え去る＊美しい＊＊＊