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    月に向かって 十五夜  

作詩 ヤスユキ    作曲 ヤスユキ

悲しい声で鳴いていた 月夜の下で
幸せは蛍の灯なんだと  悲しみは分からない

優しい声で鳴いていた 月見草の傍で
生きることは幻なんだと  優しさは分からない

儚い命と知りながら   もう会えないと知りながら

月に向かって飛び立てば 君は全てを知るだろう
月に向かって飛び立つ時 君は全てを知るだろう


寂しそうに鳴いていた 激しい雨の様に
時の流れは無常なんだと  寂しさが分からない

楽しそうに鳴いていた 狂う様な蝉しぐれ
二度望むことは穢れなんだと 楽しさが分からない

儚い命と知りながら  もう会えないと知りながら

月に向かって飛び立てば 君は全てを知るだろう
月に向かって飛び立つ時 君は全てを知るだろう
 ラララ~



この詩は、秋の夜長に鳴く虫の声を聴きながら書きました。 虫は、光に集まる習性があると言われていますが、時に月に向かって飛んでゆくとも言われています。私は、人間の文明発達のせいで、夜でも明かりを灯すことによって、虫たちに月の光と錯覚を起こさせてしまっているのではないのか?と、そう感じています。月に向かう意味は、この世で全うした命の逝き場所ではないか?その魂の本能で月に向かうのではないか?そう信じています。これは生き物全ての事だとも感じます。人間が生まれる時にも、月の満ち引きが関係すると昔から言われていました。人間以外の生物たちも産卵に関係があります。月の不思議さと、生命の不思議さは人間には解明出来ません。 儚さを感じつつ、知らないことを当たり前としている虫たちの生き様を尊敬して作りました。何でも知りたい!何でも分かっていたい!知らないと気が済まない!成功したい!失敗したくない!贅沢したい!思い通りにしたい! そんな人間の愚かさに気が付きます。優しく鳴く様に聞こえたり、激しく鳴く様に聞こえたりしませんか?私には悲しい叫び声に聞こえます。虫の声って良いですよね* 電燈の下に、虫たちが腹を上に向けて死にかけている姿を見ますと、私は必ず拾い上げ、背中を上に向け直してそっとおきます。 死んだ蝉の死骸もそうしていますが、返って迷惑なのかもしれませんね*
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