忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

誰でも塗れますが、
技術が要ります

無垢の木の床を丁寧に塗ってくれている
ペンキ職人さんを見ていて思い出した

私が十代の頃、
ペンキ屋でアルバイトをしていた時のことを・・・


どんなことでも「ただやるだけ」なら出来ます

しかし、そこに「プロ意識」があるか?
意地があるか?技術があるか?

早く 綺麗に 長持ちする様に

次に活かせるようにする

道具を大切に 綺麗にしておく

雑な汚い仕事はしない

手首を上手に使い、ハケを大きく走らせる

ちょこまか塗らない

一定の厚みで塗り、ムラをなくす

力み過ぎると仕上がりは汚く、
ハケも痛みます


前提のコツは、
面倒でもケレンを丁寧にやることですね

ケレンとは塗る部分の所を削り取る掃除のことです

これが疎かなら、せっかく塗っても直ぐに剥がれ落ちます

そして、また塗らなけばいけません

二度手間 


ペンキ職人が使った「ハケ」を見れば、
その技術力が分かる

片減りしていない クセが付いてない

綺麗に外から減っているはずです


今は、ハケで塗るのではなく、ローラーが主ですが、
ハケには適いません

手間と時間を惜しんだらダメです

今はハケの職人技術が衰退している


溶接作業もそうですが、なんでも上向きをやらせると技術が分かります

ペンキで言えば、塗った所に垂れがない 
また地面にも垂れてない 艶が出ている
均一に塗れている

手が汚れてない 服も汚さない

ペンキで見え難い部分のお話をします

ペンキは、シンナーを混ぜてかき混ぜて塗りますね

それを「ネタ」と言うのですが、
そのネタの比率というか、混ぜ具合が大切なのです

棒でかき混ぜ、棒を上に上げて、
ネタが途切れることなく落ちて、
どれくらいで水滴の様に落ちるのか?
それを見極めます

早く水滴になれば、シンナーが多すぎて
遅すぎればシンナーの量が少な過ぎる

シンナーが多いとペンキが乗らない
シンナーが少なすぎるとハケが進まなくて、
仕上がりに艶が出なくて、
ムラが出来てしまう

いくら腕が良くても、元の材料であるネタがダメならダメ!

塗るコツは、毎回ネタにハケを付けたら、
必ずよくシゴクことです

ネタが、ぽたぽた垂れていては良い仕事は出来ません





溶接もそうです

ただ溶接は、必ず火花が出ますので、
火の粉を被りながら作業をしなければなりません

だから小さな火傷は仕方がないことです

下の物を溶接するのは、下付け 

縦は、縦付け  上は上付け

縦付けは、必ず下から上に向かって溶接していきます

どうしてかと言うと、溶接のノロが下に垂れますので、
次に垂れたノロの上から溶接しても、溶接出来ないからです

平付けも簡単そうですが、力が一定にかからないと、
仕上がりが汚く、溶接もしっかりしません

技術が求められるのは、
圧力がかかり、水を流す様なパイプの溶接です
水が漏れない様にパイプの溶接が出来れば、
一人前と言ってもイイでしょう

もう一つは、荷重がすごくかかる所の溶接

しっかり中まで溶接出来ていないと直ぐ折れて危ない

人の命が懸かる様な所は、素人ではムリです

例えば、階段とかですね
PR
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
プロフィール
HN:
やすゆき
性別:
非公開
自己紹介:
愛知県で活動しているクラウドサッカークラブの運営をしています。
日々の指導の中で感じたことを綴ります。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]