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先日、幼稚園の新聞記事の投稿を頼まれました。その記事をブログ用にして載せたいと思います。何故なら、その子がもう直ぐ引っ越してしまうからです*武術の書き込みを後回しにしてしまいますので、ご了承下さい。

「子供に教える」

私が、子供達にスポーツ指導を始めまして、早いもので、もう13年になります。しかし、「教える」とは何か?という入り口でさえ、まだ知り得ていません?考えれば考える程、遠ざかって行く様な気持ちになることもあります。 「何が良くて、何が悪いのか?」そんな単純で簡単なことでも、本当はどうなのか?と疑問が湧いて来ます。多様な価値観の中に生きていれば、一様なモノの考え方では判断出来ない部分もあり、明確なことであっても、それらがボヤけてしまうのかも知れません? 例えば、「子供自身で何でも出来た方が良い!大人が手を出さずに子供同士で育んだ方が健全」ということだってあるでしょうが、今の社会は、それすら許さないこともあります。

そんな社会の中であっても、当クラブ生には、とても逞しいお子様と勇気ある保護者様がおられますので、少しご紹介致します。その子は名古屋市に在住なのですが、瀬戸市の会場まで電車やバス、自転車に乗ってサッカースクールにやって来るのです! 小学2年生の時から*更に驚いたことは、毎年、新幹線で東京のお婆ちゃんにも、一人で会いに行っているそうなのです!!!本当に感心します。 子供の意見を尊重したいと言いながら、親の意向を押し通す方々が多い中、リスクを覚悟し、本人のやりたい様にさせてあげられるご両親には心から敬意を表します。

しかし、そんな逞しい子供にも、神様は良いことばかりを与えてはくれません。ある日、尾張旭市の会場に到着して私の顔を見るなり、大粒の涙を流し、シャクリ上げながら泣き出してしまいました。「どうしたの?」と聞き、落ち着かせ事情を聞いてみますと、どうやら財布を落としたそうなのです。「何処で落としたのか分からない?」と言いますが 私は、その子の説明で何となく電車の中で落としたのではないか?と、直感致しました。 そこで、直ぐに尾張瀬戸駅に電話を入れて見ますと、親切な駅員さんが探してくれ、ナント見つけて下さったのです!心配そうに、その子の周りに集まっていたサッカーの仲間達が、私の「アッタって~!」の言葉に歓喜の雄叫びを上げ、ジャンプしたり、抱き合ったりして喜んでいました*親切な駅員さん!優しい子供達!勇気あるご両親!逞しい子供!この日のことは、皆忘れないでしょう!また、こんな素晴らしい体験も、子供自身で何かをしなければ経験出来なかったことです。教えるとは?「これは、こうしなさい」という事よりも、教えないで「やらせてみる事」ではないかと思います。親という字は、木の上に立って見ると書きますが、その深い意味を、もう一度よく考えてみたいです。それは、指導や教えるということに、きっと通じていることですから・・・      終り

文字数に制限があり、内容を簡略しました。ご理解下さい。
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愛知県で活動しているクラウドサッカークラブの運営をしています。
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