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https://youtu.be/xrwZMYMT4CA
それが国と国のことなら、
尚更で、如何に引き分けに持っていけるかが、
外交手腕と能力なのでしょう
私が子供の頃、
テレビのCMで「北方領土は我が国、固有の領土」
と言って沢山流されていました
右翼の方々も未だに「北方領土返還」と訴えて街宣します
ロシアでやればイイと思うけど、
出来ないのでしょう
猪木さんは「外交に勝利者なし」と言われます
それは、お互いの国民が後ろにいるからです
どう折り合いをつけるのかが外交
随分前、プーチンさんが一度だけチャンスをくれました
お互いのことを考え、互いが譲歩して決着させようとしたのです
柔道経験者であるプーチンさん自ら「ひきわけ~」と日本語で話した
柔道で日本の選手に投げられるところも披露した
度量の大きさを感じた
一国の大統領です
普通はそんなことはさせません
日本の選手もいくら相手が要求しても投げたらいかん
でもプーチンさんは、自分だけ日本の選手をなげるのではなく、
フィフティー、フィフティーにしたのです
引き分け
しかし、安部さんは頑なに「4島返還に執着した」
また「平和条約は4島返還した後」ということにも拘った
ロシアは何度も譲歩したが、
日本は勝に拘った
そして今、「もう一島も返還はしない」となった
猪木さんがソ連のレスリング選手を日本に呼び、
友好関係を築いて雪解けムードを作ったのに、
活かさなかった
日本の政治家でKGBに入れたのは猪木さんだけ
首相でもない猪木さんはクレムリンにも招かれた
ロシアという国は心が広いと思った
何故こんなことを書いたのかと申しますと、
ニュースで憲法を改正して、
ロシアの領土は一切返還しないとなったことを見たからです
日本て難しいくにですね
交渉出来ない
日本人は世界を知らな過ぎて、残念で仕方ありません。
とても基本的な事も知らない、知ろうとしない。それは学校で教えないからです。
ここでは学校で教えないので、いつもの「中学生にも分かるシリーズ」で誰もが知っておくべき基本知識として、北方領土とその返還について回答します。
まず、現実的な問題をお話しましょう。5つのポイントで理解できます。
日米地位協定で「米国は日本のどこにでも軍事基地を作れる」
このことを中学生は知りましょう。これをお父さんお母さんに教えてあげましょう。即ち日本国民全員は知っておくべきことです。ゆえに沖縄からも東京からも米軍基地は無くなりません。ロシアのプーチン大統領と領土交渉に挑んた安倍首相は、プーチンからこの日米地位協定のことを突っ込まれて絶句しました。日本政府はこのことを公にしたがりません。政府がこの件で民意により突っ込まれるとマズいからです。理由は簡単、そうなると日本政府はアメリカに敬遠されるからです。
北方領土が返還されると、間違いなくそこに米軍基地が作られるでしょう。北海道にすら無い米軍基地を、ロシアの喉元に作られる、ロシアの側の立場を想像してみて下さい。飲める話ではありませんね。
ロシアにとって北方四島の真ん中の線は、太平洋に出られる深い海峡です。ウラジオストクを発ったロシア潜水艦はここを通って太平洋に冬でも出撃出来ます。ロシアにとって北方領土は軍事戦略的に極めて重要なのです。戦争も無いのにそんなこと重要なの?中学生はそう思うかもしれませんね。国を守るという事は、そういう緻密なことの積み重ねなのです。
北方領土が返還されたら「住んでいるロシア人をどうするのか」
日本にも事情があります。ロシア人と日本人との同化策など取れません。アイヌ人ですらやっと最近になって人権が認められた日本において、言葉も習慣も全く異なるロシア人との同居など、単一民族で島国根性と同質性を重視する日本社会では成り立ちません。いじめやヘイトスピーチの温床になります。移民受け入れすらほぼゼロの日本に、ロシア人との同居など今の政府の選択肢にはありません。
となるとロシア人にはロシアに移って頂くしかありません。ロシアの国策で多くが住む北方四島で、その補償額は巨大です。そのうえ人口が縮小し続けている日本、その最東端である北方四島に誰が住むのか?もっと住みやすいけれど過疎化がどんどん進んでいる日本において、北方四島への移住は、対投資効果が悪すぎるのです。やるとなると、その巨額の費用は皆さんの税金から支払われます。そこまでして北方四島を返還して、貴方すらほぼ住む可能性が無いのに、誰が喜ぶのか?よく考えてみましょう。
はっきり教えましょう。北方四島は日本政府にとっての外交カードでしかありません。国家間はこの外交カードの切り合いで、国際社会の中で自国をいかに有利にするかを考えます。相手の弱みにつけ込むのが外交カードの常套手段です。ゆえにロシアも日本も、北方四島は外交カードでしかないのが現実的な事実です。
日本人は「カリーニングラードを知らない」
ロシアは世界一長い国境で隣国と隔てられています。冷戦の産物としてポーランドとリトアニアの間にロシア領の飛び地であるカリーニングラード州を世界地図で見付けましょう(赤で記しています)。不凍港の欲しいロシアには戦略上、欠くことのできない土地です。
北方四島を返還するということは、カリーニングラードの返還問題が欧州諸国から吹き出します。ロシアにとっては欧州の楔のようなものですから、絶対に失いたくない土地です。北方四島の返還問題は日本だけの問題ではないのです。そういった国際情勢の中に日本が居るのだ、ということを理解しましょう。感情論では何も動かないのです。
ロシアが北方四島を「返還するメリットが無い」
これが最大の理由です。ロシアは資源国で軍事力も強い。国の面積も世界一なのでその統治には巨額の費用が必要です。ロシアは北方四島返還に「日本からのお金」を期待しています。それに日本は応じる余裕が有りません。
いま世界は以前のような米国とロシアという2大対立から、米国と中国の対立へと構図が大きく変化しました。日本にとってロシアを相手にするより、中国を考える方が重要になってしまいました。
ロシアにとってお金が期待できない日本に甘い顔をする必要はありませんね。ゆえに北方四島を返還するメリットが、日ロ双方には現実的に見いだせないのです。
感情論で北方四島返還要求する日本の愚
お金も出せない、だから返還も無い。そこで日本からでてくるのは感情論です。元々は日本の領土なのだから返せという理論です。そういう無茶な要求は「戦争に勝った国なら許される」ことを知りましょう。戦勝国は全ての歴史を自国に有利に塗り替えます。負けた国は、残念ながら負けです。日本は戦争に負けたのです。残念ながら国際社会で敗戦国に発言権はありません。もしあるのなら、日本はとっくの昔に国連の常任理事国になっています。負け犬の遠吠えは見苦しい。そのうえロシアにとっての実利がないのですから無理筋です。
以上、5つの超基本的な事項を説明してきました。学校でこれを教えないのは国策です。政府がわざとやっているのです。そのことをキチンと踏まえて、自分で調べるクセを付けましょう。政府は嘘をつきます。国家権力を常に疑う姿勢を持つことが、最後は自分と家族を守ります。それが敗戦国日本に住んでいる貴方にとって、近代史で最も学ぶべきことです。
追記:2020.8.31 領土交渉で辞任表明の安倍首相がロシアのプーチンと電話会議へ
首相、プーチン氏と電話協議へ調整 領土交渉の継続確認(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
いかに領土問題が外交カードでしかないかを如実に表しているニュースだと思います。ロシアはプーチンと仲の良かった安倍首相が降板するので他の人が首相になった後でも「外交カードが切れる様に」言質を取りたい。その一方で、日本は北方領土は帰ってくるという「ポーズ」を国民に示し続けたい。このふたつが見事に双方の利益に合致して、電話で確認を取り合うセレモニーです。外交とは相手の弱みにつけ込むのが常ですが、平衡状態を保つことで互いに外交カードが切り続けられるのです。ネタが無くなると外交は止まります。キツネの馬鹿し合いは続きます。
追記:2020.9.5 ロシア前大統領 北方領土の日本引き渡しを完全否定
ロシアは領土割譲を俎上にあげることすら禁止されてる国。その事実を知る人は多くない。こういう発言も「外交カード」のひとつです。ロシアのカードは切られた。次は日本の番です。
ロシア前大統領 北方領土の日本引き渡しを完全否定|テレ朝news
ロシアのメドベージェフ前大統領は、新たなロシア憲法を根拠に北方領土の日本への引き渡しはあり得ないという認識を示しました。
ロシア、メドベージェフ前大統領:「領土割譲は決してせずに平和条約を準備するのがロシアの立場だ」
ロシアの前の首相で現在は安全保障会議の副議長を務めるメドベージェフ氏は2日、新たな憲法下では「領土割譲の議論すら禁止されている」と指摘し、日本への北方領土の引き渡しの可能性を完全に否定しました。また、大統領だった2010年の国後島訪問について、日本側が事前に「北方領土へのロシア高官の上陸は容認できない」と主張したことがかえって訪問の決断につながったと述べました。さらに、北方領土でのロシア側の活動に神経をとがらせる日本政府の姿勢を「無意味だ」と批判しました。
法的な話をすると、日本は「ソ連は日ソ不可侵条約を破ったので、千島列島に侵攻して領土を奪取したのは違法だ」と主張しています。
一方ロシアは、「ポツダム宣言に基づき、連合国に対する義務として日本と開戦した」と主張しています。
どちらも同じ条約レベルの主張なので、国際裁判になれば現状統治しているロシアが有利でしょう。こういう場合は力づくで取り返すのが常で、北海道に陸軍を集めてプレッシャーをかけていくのが常套手段なのですが、日本はそれができないので民間交流という形で限定的な要求を通してきているのが現状です。
歴史的な話をすると、大陸型の国は領土拡大戦略を取り、海洋国家は海洋権益を狙います。ロシアは大陸型ですから、建国からずっと東に拡大してきました。
そして、大陸の限界が来たところで海洋に乗り出すことになるのですが、ほとんどの港は年中使えるわけではなく、また、極端に生活がしにくいところなので快適な利用はできません。
ロシア最北端の都市、ウラジストクは日本海に囲まれ、外洋に出ることはできません。こうした条件から、ロシアにとって北方領土は国家戦略として外せない地域となっています。
千島列島にアメリカが基地を作るのを恐れてロシアが千島列島を返さないというのは、おそらくそれほど大きな障害になっていないでしょう。ロシアがそう主張することはほとんどないし、ミサイルrの射程でいえば、北海道に配備するほうがよほど効果的だからです。
千島列島は日本にとってはロシアからの侵攻を防ぐための防衛ラインではありますが、ミサイル防衛を優先するなら特に脅威となることはありません。ロシアが千島列島にミサイルを配備したところで、維持費がかかりすぎてまともな運営はできないでしょう。
どう考えても日本に不利だ北方領土問題ですが、日本が交渉を続ける理由は2つあります。
1つは、交渉を打ち切った段階で世論が大反対を起こすからです。自民党でも野党化する可能性があるでしょう。
もう一つはアメリカにとって大きな脅威となるからです。千島列島にはかつて日本海軍が利用していた軍港があります。ウラジオストクがロシア海軍の工廠なら、千島列島は前線基地になります。