背中のゴミ

背中のゴミ

これはボクシングトレーナーの、
エディ・タウンゼントさんが言った言葉です


私が好きな教えでもあります


出来るだけ謙虚に生きているつもりですが、
やはり年を重ねると人の言うことに耳を貸さない自分がいる

バカだなあ～と思います


この背中のゴミの話は、
チャンピオンにノンタイトルで勝ちながら、
本戦で戦う直前に網膜剥離になり引退した選手の話です


この選手が初めてエディーさんとジムで会った時、
シャドーボクシングを鏡の前でしていたそうです


シャドーしている選手をずーと見ていて、
こう話しかけました

「あなたの背中にゴミついてるよ」と・・・

その選手は自分の背中を鏡に向けて見ましたが、
何も付いていない

「エディーさん、何も付いてないよ？」

そう言うと、
また「ゴミ付いてますよ」

勘のイイ選手は「はっ！」と気が付きました


今自分は強いつもりで生きているが、
自分の欠点というものは背中のゴミのように、
見えないんだ！それが言いたいんだなあ」と・・・


このやり取りを通して選手は「なんて素晴らしいトレーナーなんだ」
と信頼するようになったそうです


人間誰しも「欠点」はあります

でも私はその欠点を悪いこととは捉えてない


欠点があるからこそ、人間であると思えるからです


自分の至らなさを知れば、
他人様に対する接し方も変わることでしょう