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こんなタイトルの本を年末に購入し、
少しずつ読んでいます
どうして、この本を買ったのか?
それは「セミ」のことが書かれているからです
毎年夏の終わりにセミが道端で、
仰向けになって死んでいるのを見かけますが、
私は、それを見ると哀れに見えて、
また裏返すのが習慣になっている
そうしながら、これってセミにとって本当に良いことなのだろうか?
と、いつも自分の良心を疑いながらやっているからです
人間側の?いや私の一方的な偽善じゃないのかなあ?と・・・
自己満足なのかも知れんなあ?
そういうことが、いつも頭に浮かでいたもんですから、
この本を手に取りました
セミのことだけではありません
カマキリ・カゲロウ・サケ・
チョウチンアンコウ・タコ・クラゲ・ウミガメなどなど
沢山の生き様と死に様が記されていました
少しだけご紹介します
先ずはセミ
セミは必ず上を向いて死ぬ
昆虫は硬直すると脚が縮まり関節が曲がる
その為に体を支えていることが出来なくなり、
ひっくり返ってしまうのだ
仰向けになりながら死を待つセミ
彼らは、その時一体、何を見るのだろう?
澄み切った「空」を見ているのだろうか?
ただ仰向けと言ってもセミの目は背中に付いているから、
空ではなく地面を見ている
昆虫の目は小さな目が集まって出来た複眼で、
広い範囲を見渡すことが出来るが、
彼らの多くは地面の方を向くことになる
その地面は彼らが幼少期を過ごした懐かしい場所でもある
セミの命は短いとよく言われる
一週間と言われているが、
最近では一か月程度生きるのではないか?
とも言う
(みんな同じ寿命なわけがない)やすゆき談
とはいえ、ひと夏だけの短い命である
しかし、短いと言われているのは成虫になってからで、
セミは成虫になるまでの間は土の中で何年も過ごす
昆虫は短命ではあるが、実はセミは長いのだ
セミの幼虫は土の中で7年過ごすと言われてるが、
七年も研究することは中々難しい
だから分からない
それにしても昆虫は短命であるのに、
セミは成虫になることなく、
どうして幼虫のまま土の中で何年間も過ごすのだろうか?
それには理由がある
植物の中には根から水分を吸い上げる導管と、
葉で作られた栄養分を運ぶ篩管がある
セミの幼虫は、この内の導管から汁を吸っている
導管で吸い上げた水の中には僅かな栄養分しかないので、
成長するのに時間がかかるのである
一方、活動量が多く、子孫を残さなければならない成虫は、
効率よく栄養を補給をするために、
篩管液を使って吸っているのである
ただ篩管液も多くは水分なので大量に吸わなければならない
そして余分な水分をオシッコとして出すのである
夏を謳歌するかのように見えるセミだが、
繁殖行動が全てだ
大きな声でメスを呼び、
交尾すれば死ぬ
木につかまる力を失ったセミは地面に落ちる
飛ぶ力を失ったセミに出来ることは、
地面にひっくり返ることだけだ
僅かに残っていた力もやがて失われ、
その生命は静かに終わりを告げる
季節は秋に向かおうとしているのである
次回は「ハサミムシ」です
結局私には、裏返すことが良いことなのか、
悪いことなのかは分かりませんでした
自然にしたいと思います
土に近づけてあげたい
医者もいなく、薬もない世界が、
物言わぬけど、命の終わり方を教えてくれた気がしました
土の中 生きた褒美に 空を飛び
子孫残すは 蝉の本能
亡骸を 埋めて戻すは 秋の風
哀れに想う 片思い吹く
虫の愛 通じなくとも 満月が
少し見えるは 控え目なもの
少しずつ読んでいます
どうして、この本を買ったのか?
それは「セミ」のことが書かれているからです
毎年夏の終わりにセミが道端で、
仰向けになって死んでいるのを見かけますが、
私は、それを見ると哀れに見えて、
また裏返すのが習慣になっている
そうしながら、これってセミにとって本当に良いことなのだろうか?
と、いつも自分の良心を疑いながらやっているからです
人間側の?いや私の一方的な偽善じゃないのかなあ?と・・・
自己満足なのかも知れんなあ?
そういうことが、いつも頭に浮かでいたもんですから、
この本を手に取りました
セミのことだけではありません
カマキリ・カゲロウ・サケ・
チョウチンアンコウ・タコ・クラゲ・ウミガメなどなど
沢山の生き様と死に様が記されていました
少しだけご紹介します
先ずはセミ
セミは必ず上を向いて死ぬ
昆虫は硬直すると脚が縮まり関節が曲がる
その為に体を支えていることが出来なくなり、
ひっくり返ってしまうのだ
仰向けになりながら死を待つセミ
彼らは、その時一体、何を見るのだろう?
澄み切った「空」を見ているのだろうか?
ただ仰向けと言ってもセミの目は背中に付いているから、
空ではなく地面を見ている
昆虫の目は小さな目が集まって出来た複眼で、
広い範囲を見渡すことが出来るが、
彼らの多くは地面の方を向くことになる
その地面は彼らが幼少期を過ごした懐かしい場所でもある
セミの命は短いとよく言われる
一週間と言われているが、
最近では一か月程度生きるのではないか?
とも言う
(みんな同じ寿命なわけがない)やすゆき談
とはいえ、ひと夏だけの短い命である
しかし、短いと言われているのは成虫になってからで、
セミは成虫になるまでの間は土の中で何年も過ごす
昆虫は短命ではあるが、実はセミは長いのだ
セミの幼虫は土の中で7年過ごすと言われてるが、
七年も研究することは中々難しい
だから分からない
それにしても昆虫は短命であるのに、
セミは成虫になることなく、
どうして幼虫のまま土の中で何年間も過ごすのだろうか?
それには理由がある
植物の中には根から水分を吸い上げる導管と、
葉で作られた栄養分を運ぶ篩管がある
セミの幼虫は、この内の導管から汁を吸っている
導管で吸い上げた水の中には僅かな栄養分しかないので、
成長するのに時間がかかるのである
一方、活動量が多く、子孫を残さなければならない成虫は、
効率よく栄養を補給をするために、
篩管液を使って吸っているのである
ただ篩管液も多くは水分なので大量に吸わなければならない
そして余分な水分をオシッコとして出すのである
夏を謳歌するかのように見えるセミだが、
繁殖行動が全てだ
大きな声でメスを呼び、
交尾すれば死ぬ
木につかまる力を失ったセミは地面に落ちる
飛ぶ力を失ったセミに出来ることは、
地面にひっくり返ることだけだ
僅かに残っていた力もやがて失われ、
その生命は静かに終わりを告げる
季節は秋に向かおうとしているのである
次回は「ハサミムシ」です
結局私には、裏返すことが良いことなのか、
悪いことなのかは分かりませんでした
自然にしたいと思います
土に近づけてあげたい
医者もいなく、薬もない世界が、
物言わぬけど、命の終わり方を教えてくれた気がしました
土の中 生きた褒美に 空を飛び
子孫残すは 蝉の本能
亡骸を 埋めて戻すは 秋の風
哀れに想う 片思い吹く
虫の愛 通じなくとも 満月が
少し見えるは 控え目なもの
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