×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
私の悪い癖で恐縮ですが、真実の話と同時進行させて下さい。ホットな内に書き込まなければ忘れてしまいそうですから?笑
試合
昨日、サッカー協会公式戦であるジュニアリーグの試合を春日井市の押沢台小学校で行って来ました。とても良い試合でした。ガラにも無く、ベンチで感動してしまいました。こんなことは、十数年監督をさせて頂いておりますが初めての経験だと思います。その訳の裏側には、こんな事がございます。 先ず、今回クラウドはベストメンバーではないこと!また、これは何時ものことなのですが、連れて行った選手全員、全て出場させていること。そのことに意義を感じていながら、相反する自身の邪な気持ちに対して何時も戸惑いと葛藤があるのです。 接戦になればなるほど、尚更苦悩は大きくなります。勝ちたいけれど呼んだ以上、全ての選手達に経験をさせてあげたい!しかし、勝ちに拘るのであれば選手を代えない方が良い!その狭間で何時も悩み、神経を擦り減らすからでしょう?それでも、その中で選手たちが必死にプレーし、戦う姿を見て感動をしたのだと思います。 今の殻を破り、壁を超えた瞬間を垣間見たのです。他のチームを見ていますと、「やはりクラウドは来た選手は全員出そう!」そう言う気持ちが余計強まります。他のチームを批判している訳ではありません。スポーツは、当然実力主義ですから、選ばれる!選ばれない*出れる!出れない*があることは当然の事です。その厳しさの中で培われることもあります。それも人間として成長する為に必要な部分なのです! しかし、私は、会場に呼んでいるにも拘わらず出してあげられないことは、可能性を多く含んだ小学生段階の子供達にとって、酷で不憫に思えてならないのです。 一度もピッチに立つことなく、控え選手のまま試合を終える沢山の子供達の表情を見る度に、私は何とも言えない気持ちになってしまいます。試合に勝ちたいのは、私達指導者は元より、選手達、保護者様方、皆同じです。 しかし、クラウドでは人生が始まったばかりの小学生の内から、「勝ち組」「負け組」を創り上げてしまう、今の風潮に少しでも抵抗したい?嫌、絶対抵抗すると言う想いと、今は余り上手くなくても中学生になれば、体の発育発達と共に技術的な事は、直ぐに取り戻せ追いつけるものと確信しているのです。勿論、その為には下地が要りますが*そこに指導者は心血を注がなければなりません。 成果が直ぐに見えなくても!今は、体と神経の成長発達が少し遅いだけで、劇的に変化した同年代の選手達を見て知っていますから、決して今の力だけでは、その子の能力を判断してはイケナイと考えているのです。今の時代の悪しき所は、先以ってとか、人よりも先に?など英才教育することが良いことの様に、皆が信じてしまっていることが善くないと私は思っています。 その流れで指導法も、少なからず影響を受けている様な匂いを感じるのです。だから、この時期には、このカリキュラムを!何てことをおっしゃるのでしょう?生身の人間?子供に対して、そんなことが本当に通用するのか?とても疑問に思っています。 指導者とは、個々をしっかりと観て、目に見えない将来を見据えてこそ真の指導者ではないのでしょうか?そういう意味から、スポーツを通して精神面を含め将来的に役立つことを、枠を超えて実践しなければなりません。それが使命だと思います。子供達を健全育成する為に、微力ながら我々クラウドが貢献したいとのその一念です。 勝負に拘る部分と、健全育成とは交わる部分もありますが、相反することが沢山あるのです。その矛盾する葛藤は、中々御理解頂けないことなのかも知れませんが、クラウドの意地を通させて頂いています。以前、クラウドのトレセンコーチと、選手起用法について激論を交わしたこともありました。私は勝ち負けに関係なく、ベンチに入った選手は全て出場させるべきだと主張し、コーチは勝つ為に控え選手は見るだけでも勉強になるから、出場させなくても良いのではないか?そんな遣り取りを思い出します。 私が間違っているのかも知れませんね?しかし、私の考えは変わることなく、今に至っています。そんな私の曖昧な采配にも拘わらず、こんなに良い試合が出来た! 感動を与える試合が出来た!本当に素晴らしい選手達です* 戦った相手は、2チームとも非常に良いチームでしたが、その一つの相手チームは、県大会によく出場する強豪のチームでした。 指導者の方も素晴らしく、私とは比べ物になりません* 緻密で計算され尽くした指導や、入念で老巧な戦術を持っておられます。そこに以って、ある市の小学校の4校か、5校の強い選手の選りすぐりでチーム編成をしていますから、私達が勝つことは至難の業だと思います。前回の大会では、6-0で完敗をしていました。それが、どうでしょう!今回は、1-1で引き分けたのです。それも、最初こそ直ぐ1点を入れられてしまいましたが、その後は力が拮抗する一進一退の戦いで、粘り強いボールの奪い合いから、後半に一点を奪い返し同点にしたのです。私は思わず雄叫びを上げてしまいました!笑 技術云々は関係ありませんでした。根性や意地、魂で必死に戦ったのだと思います。 本当に感動しました*闘魂そのものダッー!笑
耳
私が家に帰宅して思い出したことがあります。それは、同点に追いついた瞬間に力が入り過ぎ我を忘れ、隣に座っていたクラウド選手の「耳を噛んで」しまっていたのです。大爆笑!!!その子も優しい子供で、気持ち悪がらずに噛まれ続けてくれました*笑 本当に優しい子供です。Gくん痛かった?ごめんね ☠ 無意識とは本当に恐ろしいものです。 やはり私には、ネコ科動物の血が流れていることを再認識しました!笑
猪木流戦術
戦術の話をこの機会に少し致します。私の戦術は、「無い」と言っても良いのかも知れません。 その時の選手の表情や姿勢から先発メンバーを決め、今までトレーニングして来たモノを土台に大まかなイメージを膨らませます。 そして、そのイメージを出来るだけ簡単に伝える様にするのです。自分達で自由にやれる!自分達が考えられる!伸び伸びとプレー出来る!フェアに戦える様にすることが私流の戦術です?少し闘志を搔き立てながら*言うなれば「感性」で戦って欲しいと思っています。雲の様に決まった形は持たない!正しく「クラウド」そのモノです。それが、自由にプレー出来ることだと思います。 私は、多分それしか出来ないのかも知れませんね!本当に申し訳ない事です。しかし、そういった戦い方の方が、絶対に面白いと思います。また将来的にも、人間的に成長する上に於いても大切だと信じています。 監督やコーチが決めごとを沢山作ったりすれば、何かと展開が優位に働くことはあるのでしょう! しかし、それでは相手が戦術に対応して来た場合に、選手達が自分達の力で戦えなくなるのではないでしょうか?私はそう思います。 きっと、良いトレーニングを積んでいれば、どんな風に攻められても、またはどんな風に守られたりしても、自分達で戦いながら創造し、戦いの中からアイデアや対応策を思い付き勇気を出して実行することでしょう! そう言えば、昨年、こんな試合がありました。 春日井市で行われた公式戦の予選で、4チームが総当たりの試合でしたが、その中で一番強そうなチームがいました。監督さんや、コーチはとても厳しくずっと難しいアドバイスを言い続け、私でも解らない難解なことを伝えておられましたが、どうも年配の監督さんは怒鳴り役?失礼しました*笑 引き締め役で、コーチの方はナダメ指導役の役割分担している様にも見受けられましたが、最初から終わりまで、機関銃の様なアドバイスが止むことはありませんでした。審判さんにもクレームを、おっしゃっていましたから注意を受けていましたね!笑 笑ってはいけません*きっと我を忘れるくらい一生懸命なのでしょう? 他のチームの監督さんや、コーチ達は審判を受け持ちますので、当然そのチームのカラーや雰囲気、特徴、戦術、力量などが伝わり分かり易くなるものです。私も審判をしていましたから、大体分かったつもりでいました。 細かいことは分かりませんが?笑 ダントツに強かったモノですから、クラウドも勝つことは難しいのかな?と、正直少し感じていました。そのハーフタイムの時、審判さんや他のチームコーチが集まり、お茶を飲んでいると口々に、「あそこは強いわ!この時はこうする!こうなったらこうヤルとの、決め事がちゃんと出来て決まっている! だから強いんだ!」と、話をしておられたのです。 でも傍で聞いていた私は、確かにそう言う戦い方をしているけれども、だから強いとは限らないだろう?と思っていたのです。そんなものかなあ? 何て素直にお聞きする部分と、私の負けん気からでしょうか?そんなことはねえだろう!と言う私の本音がありました!笑 口には出しませんが* 確かに決め事があれば迷うことなくプレー出来ますから、スピードは出るのでしょう? でも、逆に常識を破って来るクラウド見たいなチームと当たれば、機能しなくなって混乱が大きくなる様な気がしていたのです。 その試合後、そこの強いチームとクラウドが対戦しました。試合の結果は、3-2で負けましたが、しかし、良い試合をしたのです。前半は3点を入れられましたが、後半、私の「クラウドの意地を見せて見ろ!」との言葉を合図に奮起したのでしょうか?イヤ多分、相手のパターンに少し気が付いたのだと思います。 それから怒涛の如くの攻めが始まり、2点を取り返し、攻めっ放しの状態になったのです。相手のチームは、ベンチに下げた選手を、もう一度投入して慌てていました!でも、一旦勢い付いた攻撃は中々止められません。勝負事とはそういうモノです。 最後まで攻め続けシュートを沢山撃ち続けましたが、しかし、枠を捉え切れず惜敗したのです。でも、私は満足でした。 コーチが色々ああしろ!こうしろ!と言わなくても自分達の力で考え戦い、良い試合が出来たのですから、選手達の成長が一番嬉しかったのです。 他の監督さんから、クラウドは良いね!伸び伸びとサッカーをしていて羨ましい*何ておっしゃって頂けました。その監督さんは、クラウドの面白い戦いを観て、試合の最中にも拘わらず何時しか私の隣に寄り添い、クラウドの同点ゴールが外れる度に、私と一緒になって溜息を付いたり、顔を見合わせ残念がって下さいました。 小学生の戦いですから、先以って色々なことを教えれば勝つことも容易になることもあるでしょうが、戦いは一瞬の連続です。相手は子供ですから、大人の知恵を以って上手く行く事もありますが、それでも計画通り行くことは先ずないのです。想定外のことばかりです!笑 私は元々賢くありませんから、色気を出して賢振り、頭を良く見せ様とすれば余計に見苦しくなるだけですし、子供達を混乱させてしまいます。 そんな自分をよく知っていますから、変に小細工したり、工作などはしないで、偽らずに正面突破した方が、きっと結果は良いのです。勝ち負けは別として!笑 「小賢しい」なんて言う言葉は大嫌いです。 例え損をしても、自分らしく堂々と戦いたい* 建設的に緻密な計画を立てて実行し、上手く行く方は素晴らしいのですが、私には、似合いませんし、また真似出来ません。そんな頭脳は持ち合わせていませんから、無理をすれば墓穴を掘ってしまいます。私だけなら良いのですが、子供は道ずれには出来ませんもんね*猪木さんを見習った訳ではないのですが、猪木さんも戦う時は、その場その場で考え感じて戦ったそうです。「作戦とか、そんなモノは何もなかった」と言われていました。猪木さん曰く、「幾ら相手の研究をして、計算をしていても計算通りに行く保障は何もない!1+1が4にも、10にもなることがある」と・・・ 私はその意味が凄くよく分かります。だって人間が考え付く事が全て計算通りに行くならば、問題は起こりませんよね?年金問題にしたってそうです。東大出の方々が、素晴らしい頭脳で考えに考え抜いたシステムが、根本から崩壊しているのですから?きっと論理的な考え方だけでは、想定出来ないのでしょう?理由や説明が付く様に考えたことだけが正しいとは限りません。ホリエモンさんも頭が良くて、お金儲けが上手で、何時も「想定内のことだ!」と自信満々でしたね! しかし、論理的?頭だけでは上手く行きませんでした。自分のヤリタイ様に、儲かる様に考えて相手の会社と上手くは行きません。予想や想定出来ないこともあるのが人間社会であり、自然ではないのでしょうか? 直感や感性で生きている非論理的な私は、細かい事に囚われず一生懸命汗して働き、その報酬が高かろうが、安かろうが、好きで働かせて貰って不平など言わぬ様に諸事に当たりたく存じます!リーマン予想ではありませんが、度が過ぎて極限まで思考を遣い考えますと、精神が病んでしまうこともありますもんね*すみません。話がズレてしまいました。元に戻しますが、以前、このブログでも話させて頂いたことがありますが、猪木さんには「基本がない!」と、申し上げた事がありましたね!他のレスラーは、柔道やアマレスなどの基本があるが為に、それらに囚われてしまう話でした。 猪木さんには基本がないから、「拘りがない!」だからどんな相手とでも戦えた話です。 この戦術の話でも同じ様なことが言えるのではないでしょうか?余り指導者が、こうだ!ああだ!とか、また戦術やプレーの詳細を次々に決めてしまいますと、逆に自縄自縛になることもあります。よくお聞きしませんか?「うちは攻撃的なサッカーだ!」「うちはドリブル突破だ!」とか、「個人技主体のチームだ!」「ブラジル式のサッカーだ!」「組織で戦うヨーロッパ式だ!」などなど・・・皆、自分のお好きなことを言われます。きっと拘るスタイルがあるのでしょう!日本式はないのでしょうか?笑 そして、戦うのは一体誰でしょう?私は子供達を私の型に嵌め込むことを好みません。その意味は、私の考え方が全て正しくはないこと。また、信じて行うとは本人の意思で探すことが好ましいとの信条から来るものです。今、政府でも仕分け作業が行われていますが、その中の教育問題で、「心のノート」が取り沙汰されていますね!あの文科省の様に、正義とはこう言うものだと、信じ込ませた上で答えを出させることの危うさを、私はサッカー指導の中にも感じていますから、特に嵌め込んでしまうことに気をつけています。「オレの目指すサッカーはこれだ!だから付いてこい!」何も分からない子供は従順に従うでしょうし、盲目的に信じ込んでしまいます。小学生の指導者である私は、そんなこと一度も考えたことはありません。 選手の特徴や性格、チームの調和などを考え、子供達にとって将来的に何が必要なのか? 先ずそれが一番なのです。勝ち負けは関係ありません。少しは勝ちたいですけど*笑 大抵どんなチームでも育成方針を明確に示します。それは大切なことなのかも知れません。また、それによって保護者様を安心させる事も出来てしまいます。 でも私は、サッカーだけには留まらない、芯の部分を育み、将来どんな道に進んでも役立つ様にと大きな視点で観て考えています。 何もサッカーだけが全てではありません。自分自身をしっかり持てば、歩む道は自分で決め、分を弁えながら生きて行ってくれるでしょう* そのことを心から祈り望みます。スポーツを通して何を伝え、何を指導出来るのか?何時も悩み続けて私も生きたい*
戦術の極意
戦術の極意や奥儀はありませんが、私は何時も指導上?戦術上でこんな事を考えています。 それは、「相手に合わせて戦わない!」と言うことです。その意味は、相手がこういうチームだからこういう戦い方をするのではなく、どんな選手やチームと当たってもそれに対応出来る選手、チームを作っておくことが大切だとの考え方です。この考えは、私が今まで様々なスポーツや武道をして戦って来た中から芽生えました。どんなに大きな相手でも、どんなにスピードのあるチームでも、それに対応出来る柔軟性を持たせたトレーニングを積んでおく事が重要なのです。
試合
昨日、サッカー協会公式戦であるジュニアリーグの試合を春日井市の押沢台小学校で行って来ました。とても良い試合でした。ガラにも無く、ベンチで感動してしまいました。こんなことは、十数年監督をさせて頂いておりますが初めての経験だと思います。その訳の裏側には、こんな事がございます。 先ず、今回クラウドはベストメンバーではないこと!また、これは何時ものことなのですが、連れて行った選手全員、全て出場させていること。そのことに意義を感じていながら、相反する自身の邪な気持ちに対して何時も戸惑いと葛藤があるのです。 接戦になればなるほど、尚更苦悩は大きくなります。勝ちたいけれど呼んだ以上、全ての選手達に経験をさせてあげたい!しかし、勝ちに拘るのであれば選手を代えない方が良い!その狭間で何時も悩み、神経を擦り減らすからでしょう?それでも、その中で選手たちが必死にプレーし、戦う姿を見て感動をしたのだと思います。 今の殻を破り、壁を超えた瞬間を垣間見たのです。他のチームを見ていますと、「やはりクラウドは来た選手は全員出そう!」そう言う気持ちが余計強まります。他のチームを批判している訳ではありません。スポーツは、当然実力主義ですから、選ばれる!選ばれない*出れる!出れない*があることは当然の事です。その厳しさの中で培われることもあります。それも人間として成長する為に必要な部分なのです! しかし、私は、会場に呼んでいるにも拘わらず出してあげられないことは、可能性を多く含んだ小学生段階の子供達にとって、酷で不憫に思えてならないのです。 一度もピッチに立つことなく、控え選手のまま試合を終える沢山の子供達の表情を見る度に、私は何とも言えない気持ちになってしまいます。試合に勝ちたいのは、私達指導者は元より、選手達、保護者様方、皆同じです。 しかし、クラウドでは人生が始まったばかりの小学生の内から、「勝ち組」「負け組」を創り上げてしまう、今の風潮に少しでも抵抗したい?嫌、絶対抵抗すると言う想いと、今は余り上手くなくても中学生になれば、体の発育発達と共に技術的な事は、直ぐに取り戻せ追いつけるものと確信しているのです。勿論、その為には下地が要りますが*そこに指導者は心血を注がなければなりません。 成果が直ぐに見えなくても!今は、体と神経の成長発達が少し遅いだけで、劇的に変化した同年代の選手達を見て知っていますから、決して今の力だけでは、その子の能力を判断してはイケナイと考えているのです。今の時代の悪しき所は、先以ってとか、人よりも先に?など英才教育することが良いことの様に、皆が信じてしまっていることが善くないと私は思っています。 その流れで指導法も、少なからず影響を受けている様な匂いを感じるのです。だから、この時期には、このカリキュラムを!何てことをおっしゃるのでしょう?生身の人間?子供に対して、そんなことが本当に通用するのか?とても疑問に思っています。 指導者とは、個々をしっかりと観て、目に見えない将来を見据えてこそ真の指導者ではないのでしょうか?そういう意味から、スポーツを通して精神面を含め将来的に役立つことを、枠を超えて実践しなければなりません。それが使命だと思います。子供達を健全育成する為に、微力ながら我々クラウドが貢献したいとのその一念です。 勝負に拘る部分と、健全育成とは交わる部分もありますが、相反することが沢山あるのです。その矛盾する葛藤は、中々御理解頂けないことなのかも知れませんが、クラウドの意地を通させて頂いています。以前、クラウドのトレセンコーチと、選手起用法について激論を交わしたこともありました。私は勝ち負けに関係なく、ベンチに入った選手は全て出場させるべきだと主張し、コーチは勝つ為に控え選手は見るだけでも勉強になるから、出場させなくても良いのではないか?そんな遣り取りを思い出します。 私が間違っているのかも知れませんね?しかし、私の考えは変わることなく、今に至っています。そんな私の曖昧な采配にも拘わらず、こんなに良い試合が出来た! 感動を与える試合が出来た!本当に素晴らしい選手達です* 戦った相手は、2チームとも非常に良いチームでしたが、その一つの相手チームは、県大会によく出場する強豪のチームでした。 指導者の方も素晴らしく、私とは比べ物になりません* 緻密で計算され尽くした指導や、入念で老巧な戦術を持っておられます。そこに以って、ある市の小学校の4校か、5校の強い選手の選りすぐりでチーム編成をしていますから、私達が勝つことは至難の業だと思います。前回の大会では、6-0で完敗をしていました。それが、どうでしょう!今回は、1-1で引き分けたのです。それも、最初こそ直ぐ1点を入れられてしまいましたが、その後は力が拮抗する一進一退の戦いで、粘り強いボールの奪い合いから、後半に一点を奪い返し同点にしたのです。私は思わず雄叫びを上げてしまいました!笑 技術云々は関係ありませんでした。根性や意地、魂で必死に戦ったのだと思います。 本当に感動しました*闘魂そのものダッー!笑
耳
私が家に帰宅して思い出したことがあります。それは、同点に追いついた瞬間に力が入り過ぎ我を忘れ、隣に座っていたクラウド選手の「耳を噛んで」しまっていたのです。大爆笑!!!その子も優しい子供で、気持ち悪がらずに噛まれ続けてくれました*笑 本当に優しい子供です。Gくん痛かった?ごめんね ☠ 無意識とは本当に恐ろしいものです。 やはり私には、ネコ科動物の血が流れていることを再認識しました!笑
猪木流戦術
戦術の話をこの機会に少し致します。私の戦術は、「無い」と言っても良いのかも知れません。 その時の選手の表情や姿勢から先発メンバーを決め、今までトレーニングして来たモノを土台に大まかなイメージを膨らませます。 そして、そのイメージを出来るだけ簡単に伝える様にするのです。自分達で自由にやれる!自分達が考えられる!伸び伸びとプレー出来る!フェアに戦える様にすることが私流の戦術です?少し闘志を搔き立てながら*言うなれば「感性」で戦って欲しいと思っています。雲の様に決まった形は持たない!正しく「クラウド」そのモノです。それが、自由にプレー出来ることだと思います。 私は、多分それしか出来ないのかも知れませんね!本当に申し訳ない事です。しかし、そういった戦い方の方が、絶対に面白いと思います。また将来的にも、人間的に成長する上に於いても大切だと信じています。 監督やコーチが決めごとを沢山作ったりすれば、何かと展開が優位に働くことはあるのでしょう! しかし、それでは相手が戦術に対応して来た場合に、選手達が自分達の力で戦えなくなるのではないでしょうか?私はそう思います。 きっと、良いトレーニングを積んでいれば、どんな風に攻められても、またはどんな風に守られたりしても、自分達で戦いながら創造し、戦いの中からアイデアや対応策を思い付き勇気を出して実行することでしょう! そう言えば、昨年、こんな試合がありました。 春日井市で行われた公式戦の予選で、4チームが総当たりの試合でしたが、その中で一番強そうなチームがいました。監督さんや、コーチはとても厳しくずっと難しいアドバイスを言い続け、私でも解らない難解なことを伝えておられましたが、どうも年配の監督さんは怒鳴り役?失礼しました*笑 引き締め役で、コーチの方はナダメ指導役の役割分担している様にも見受けられましたが、最初から終わりまで、機関銃の様なアドバイスが止むことはありませんでした。審判さんにもクレームを、おっしゃっていましたから注意を受けていましたね!笑 笑ってはいけません*きっと我を忘れるくらい一生懸命なのでしょう? 他のチームの監督さんや、コーチ達は審判を受け持ちますので、当然そのチームのカラーや雰囲気、特徴、戦術、力量などが伝わり分かり易くなるものです。私も審判をしていましたから、大体分かったつもりでいました。 細かいことは分かりませんが?笑 ダントツに強かったモノですから、クラウドも勝つことは難しいのかな?と、正直少し感じていました。そのハーフタイムの時、審判さんや他のチームコーチが集まり、お茶を飲んでいると口々に、「あそこは強いわ!この時はこうする!こうなったらこうヤルとの、決め事がちゃんと出来て決まっている! だから強いんだ!」と、話をしておられたのです。 でも傍で聞いていた私は、確かにそう言う戦い方をしているけれども、だから強いとは限らないだろう?と思っていたのです。そんなものかなあ? 何て素直にお聞きする部分と、私の負けん気からでしょうか?そんなことはねえだろう!と言う私の本音がありました!笑 口には出しませんが* 確かに決め事があれば迷うことなくプレー出来ますから、スピードは出るのでしょう? でも、逆に常識を破って来るクラウド見たいなチームと当たれば、機能しなくなって混乱が大きくなる様な気がしていたのです。 その試合後、そこの強いチームとクラウドが対戦しました。試合の結果は、3-2で負けましたが、しかし、良い試合をしたのです。前半は3点を入れられましたが、後半、私の「クラウドの意地を見せて見ろ!」との言葉を合図に奮起したのでしょうか?イヤ多分、相手のパターンに少し気が付いたのだと思います。 それから怒涛の如くの攻めが始まり、2点を取り返し、攻めっ放しの状態になったのです。相手のチームは、ベンチに下げた選手を、もう一度投入して慌てていました!でも、一旦勢い付いた攻撃は中々止められません。勝負事とはそういうモノです。 最後まで攻め続けシュートを沢山撃ち続けましたが、しかし、枠を捉え切れず惜敗したのです。でも、私は満足でした。 コーチが色々ああしろ!こうしろ!と言わなくても自分達の力で考え戦い、良い試合が出来たのですから、選手達の成長が一番嬉しかったのです。 他の監督さんから、クラウドは良いね!伸び伸びとサッカーをしていて羨ましい*何ておっしゃって頂けました。その監督さんは、クラウドの面白い戦いを観て、試合の最中にも拘わらず何時しか私の隣に寄り添い、クラウドの同点ゴールが外れる度に、私と一緒になって溜息を付いたり、顔を見合わせ残念がって下さいました。 小学生の戦いですから、先以って色々なことを教えれば勝つことも容易になることもあるでしょうが、戦いは一瞬の連続です。相手は子供ですから、大人の知恵を以って上手く行く事もありますが、それでも計画通り行くことは先ずないのです。想定外のことばかりです!笑 私は元々賢くありませんから、色気を出して賢振り、頭を良く見せ様とすれば余計に見苦しくなるだけですし、子供達を混乱させてしまいます。 そんな自分をよく知っていますから、変に小細工したり、工作などはしないで、偽らずに正面突破した方が、きっと結果は良いのです。勝ち負けは別として!笑 「小賢しい」なんて言う言葉は大嫌いです。 例え損をしても、自分らしく堂々と戦いたい* 建設的に緻密な計画を立てて実行し、上手く行く方は素晴らしいのですが、私には、似合いませんし、また真似出来ません。そんな頭脳は持ち合わせていませんから、無理をすれば墓穴を掘ってしまいます。私だけなら良いのですが、子供は道ずれには出来ませんもんね*猪木さんを見習った訳ではないのですが、猪木さんも戦う時は、その場その場で考え感じて戦ったそうです。「作戦とか、そんなモノは何もなかった」と言われていました。猪木さん曰く、「幾ら相手の研究をして、計算をしていても計算通りに行く保障は何もない!1+1が4にも、10にもなることがある」と・・・ 私はその意味が凄くよく分かります。だって人間が考え付く事が全て計算通りに行くならば、問題は起こりませんよね?年金問題にしたってそうです。東大出の方々が、素晴らしい頭脳で考えに考え抜いたシステムが、根本から崩壊しているのですから?きっと論理的な考え方だけでは、想定出来ないのでしょう?理由や説明が付く様に考えたことだけが正しいとは限りません。ホリエモンさんも頭が良くて、お金儲けが上手で、何時も「想定内のことだ!」と自信満々でしたね! しかし、論理的?頭だけでは上手く行きませんでした。自分のヤリタイ様に、儲かる様に考えて相手の会社と上手くは行きません。予想や想定出来ないこともあるのが人間社会であり、自然ではないのでしょうか? 直感や感性で生きている非論理的な私は、細かい事に囚われず一生懸命汗して働き、その報酬が高かろうが、安かろうが、好きで働かせて貰って不平など言わぬ様に諸事に当たりたく存じます!リーマン予想ではありませんが、度が過ぎて極限まで思考を遣い考えますと、精神が病んでしまうこともありますもんね*すみません。話がズレてしまいました。元に戻しますが、以前、このブログでも話させて頂いたことがありますが、猪木さんには「基本がない!」と、申し上げた事がありましたね!他のレスラーは、柔道やアマレスなどの基本があるが為に、それらに囚われてしまう話でした。 猪木さんには基本がないから、「拘りがない!」だからどんな相手とでも戦えた話です。 この戦術の話でも同じ様なことが言えるのではないでしょうか?余り指導者が、こうだ!ああだ!とか、また戦術やプレーの詳細を次々に決めてしまいますと、逆に自縄自縛になることもあります。よくお聞きしませんか?「うちは攻撃的なサッカーだ!」「うちはドリブル突破だ!」とか、「個人技主体のチームだ!」「ブラジル式のサッカーだ!」「組織で戦うヨーロッパ式だ!」などなど・・・皆、自分のお好きなことを言われます。きっと拘るスタイルがあるのでしょう!日本式はないのでしょうか?笑 そして、戦うのは一体誰でしょう?私は子供達を私の型に嵌め込むことを好みません。その意味は、私の考え方が全て正しくはないこと。また、信じて行うとは本人の意思で探すことが好ましいとの信条から来るものです。今、政府でも仕分け作業が行われていますが、その中の教育問題で、「心のノート」が取り沙汰されていますね!あの文科省の様に、正義とはこう言うものだと、信じ込ませた上で答えを出させることの危うさを、私はサッカー指導の中にも感じていますから、特に嵌め込んでしまうことに気をつけています。「オレの目指すサッカーはこれだ!だから付いてこい!」何も分からない子供は従順に従うでしょうし、盲目的に信じ込んでしまいます。小学生の指導者である私は、そんなこと一度も考えたことはありません。 選手の特徴や性格、チームの調和などを考え、子供達にとって将来的に何が必要なのか? 先ずそれが一番なのです。勝ち負けは関係ありません。少しは勝ちたいですけど*笑 大抵どんなチームでも育成方針を明確に示します。それは大切なことなのかも知れません。また、それによって保護者様を安心させる事も出来てしまいます。 でも私は、サッカーだけには留まらない、芯の部分を育み、将来どんな道に進んでも役立つ様にと大きな視点で観て考えています。 何もサッカーだけが全てではありません。自分自身をしっかり持てば、歩む道は自分で決め、分を弁えながら生きて行ってくれるでしょう* そのことを心から祈り望みます。スポーツを通して何を伝え、何を指導出来るのか?何時も悩み続けて私も生きたい*
戦術の極意
戦術の極意や奥儀はありませんが、私は何時も指導上?戦術上でこんな事を考えています。 それは、「相手に合わせて戦わない!」と言うことです。その意味は、相手がこういうチームだからこういう戦い方をするのではなく、どんな選手やチームと当たってもそれに対応出来る選手、チームを作っておくことが大切だとの考え方です。この考えは、私が今まで様々なスポーツや武道をして戦って来た中から芽生えました。どんなに大きな相手でも、どんなにスピードのあるチームでも、それに対応出来る柔軟性を持たせたトレーニングを積んでおく事が重要なのです。
PR
この記事にコメントする