ある少年

私のジョークに、いつも満面の微笑みを浮かべて、
ゲラゲラ笑ってくれる少年がいます！

その子のことを少し書きます

少し太り気味で、何年もずーと走れなかった！
よく躓き、転びそうになっていました

サッカーも殆ど出来なくて、
ただ蹴るだけでした

私は、その子を甘やかすことなく、
愛情を持って指導しました

練習メニューが人より出来なくて、
いや全く出来なくて、よく泣いていました

その度に「こんなことで泣いたらいかん」
「サッカーなんて遊びだよ！
少しずつでイイんだよ＊」
なんて言っていました

真剣に向き合った

何度も話しました
今のままでは太り過ぎてて体に悪いことや、
彼の好きなことの話を聞いたりして、
二人で笑い合ったりして

その内に、段々と蹴れるようになってゆきました
凄いキック！

今までその子を馬鹿にして、私に怒られていた子供たちも、
その子を少しづつ認め始めました

「走ろう！自分の体の為に！」

でも、今それを言う必要がなくなりました

「僕は出来るんだ！」と、その子も自信が付いたのでしょう
走る姿が楽しそうです＊
周りが認めるんですから当然ですね＊
ドンドン新しいことにチャレンジして巧くなっています！


＊凄い勢いで走り、ボールを奪い、
ドリブルやパスをして強烈なシュートが出来る

私が一番嬉しいのは「優しく周りの子たちに支持を出していた」
姿が見れたことです

涙は流しませんが、それくらい嬉しかった


もし、親が練習を観ていたら、この子はとっくに辞めさせられていたことでしょう

運が良かった


昨晩、ひとり彼のことを考えていましたら
本当に良かった


今は、カネを払ってることに対して直ぐに成果を求める変な時代です
即効性が第一！
それだけ親の目が子供に行き過ぎている証拠だと思います

スポーツでの成長は日々の積み重ねであり、
その子、その子で違うものです

技術だけではないのです

家族愛も良いことでしょうが、
愛を間違えると子供は間違った方向に行くものではないでしょうか？

親の欲望は子供を潰しかねない恐ろしいものです


心と体を健全に？良い考え方と？

幸せな人生を生きられる様になるには時間と労力がいるのです

短時間で身に付いたものは身に付かず、心にはならない

この少年の目が
https://youtu.be/5MVr6Y595qg