アントニオ猪木さんのビンタ

猪木さんは、こう言われました

「講演に行くとビンタして下さい」
とよく頼まれます

それを楽しみにしてくれることは嬉しいのですが、
でも違和感も感じているんです

この国が病んでいるのかなあ？と・・・

一日に８００人にビンタしたこともある

この病んだ日本社会で生き抜くために、
ビンタされたことを境に、
自分を変えたいのかなあなんて思う時もある


「でも自分は変われるんじゃあないか？と、
そう思えたときは、もう変わっているんです」


人に喜ばれる笑顔こそ、
私のすべての活動の原動力です



ヤスユキ

私は子供たちから「これやってもイイ？」とか、
「これしてもイイ？」と、よく聞いてくれます
「イイよー！」と答えると、
嬉しそうな顔をして飛び上がりながら踵を返して走ってゆきます

その輝く笑顔！その後ろ姿がイイ

また私がふざけてやることに、
子供たちは目を真ん丸にしてビックリしています
その時の「ビックリした笑顔」

そんなことあんの～！そんなことしてもイイの～！笑

そのやりとりが継続させるエネルギーになっています


通学でも監視され、学校ではケンカも出来ない

悪口になるのか、ならないのか？
分からないようなことでも、注意される
些細なことでも怒られ、
親が呼び出されて謝らされる

異様な世界

無理やり予防注射を打たされ、
友達の選定まである大人の子供監視社会

そんな社会の中で、少しでも自由にやれ、
少しはみ出しても笑って許されるのがクラウドです
人に迷惑がかからなければ何でもやってみやー＊

そんな世界があれば、
生き生きと出来るのではないか？


そう思います


私は猪木さんにビンタをしてもらえるチャンスが一度ありました


でも行かなかった

目に前にいるのに！
この世でただ一人　心から尊敬し憧れた方がいたのに


なぜだろう？


その時は分からなかった


そう私には「恥じらう心」があったからだと・・・




私だけではなく、
同級生たちも小学生から中学までは、
よく先生からビンタされていました

自分たちが悪いのだから仕方ないことですけどね


しかし、理由が分からないこともあったし、
先生の感情のまま殴られたこともあります
きっと何か嫌なことがあったり、
上司の先生から理不尽なこと言われたりしてムカついていたのか？
どこかに八つ当たりしたかったのかも？！笑


ビンタと言えば、強烈に記憶していることがあります
それは初めてビンタを食らった時のことです

小学校一年生の時でした

授業が始まってまもなく、
私が教科書を忘れたことに気づいた、
女の若い担任の先生が、
化粧の濃いベラみたいな恐ろしい顔をして近づいて来ました！
そして私に酷い言葉を使い、また罵倒しながら、
狂ったように連続のビンタをしだしたのです

そうですね４０か５０発くらい！笑

私は生まれて初めてビンタされ、
ただただビックリして涙を流していました
声は出ませんでした

昨日の夜、彼氏とケンカしたのか、
月に一度のものがあったからなのでしょう？


それは冗談ですが、私には心当たりがありますが、
ここでは言うのを止めておきます

私には何の罪もないことです

ずーと一か月くらい耳の奥がキーンと鳴っていました
たぶん鼓膜が破れていましたから、
今だったら問題になりますね！笑

当然のことですが、
親には言いませんでした

愛のある体罰ならイイですけど、
そうじゃない体罰は、ただの暴力でしかない

隣の女の子が私に哀れんだ眼を向けてくれてた
また殴り続ける女の醜い先生の形相を、
妖怪でも見るような目で見てたことも覚えています！笑


凄いなあと本気で思いますのは、
泣いている一年生の小さな子供に、
よく何十発もビンタをし続けられるものだなあと思います

私は大人になればなるほど、俺には出来ないなあと思う

でも、あの先生だけではなく、
よく悲惨な虐待の事件がありますよね
まあ人間という動物は、そういうモノなんだと、
心得ていた方がよいのでしょう

人間は「自分よりも弱いものをイジメる性質」があるのです

私は、大人に子供が顔を殴られていたりすると、
血が逆流してしまいます

多分、フラッシュバックするのでしょうね＊

まあどちらにしろ、
人間という同じ種類の生き物がやることですからね
非難するより、自分を戒めた方がイイのはないでしょうか？

猪木さんのビンタを観るたびに思い出します

あまり気持ちの良いものではありません


ビンタされたい？なんかおかしい

私は猪木さんの近くに行きたかっただけ