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三回目の猪木さん

先日、アントニオ猪木さんの講演に行って来ました。お会いするのはこれで三回目になります。少人数の講演でしたので、お近くで拝聴拝見させて頂きました。私は、小学生の時からの大ファンですから、お姿を見るとつい「イノキ!」と叫んでしまいます。ミーハーが嫌いな私ですが、魂が叫んでしまうのでしょう!お元気そうで、とても嬉しかったです。小学生の頃、テレビで猪木さんが戦っていますと、父がそれに合わせて体が揺れるのです!多分、自分も戦っていたのですね?家の父は、ドラマを観ていましても、直ぐ主人公になってしまうのですよ!笑 母曰く「身の程知らずです。怖くてそんなことは言えないけど」と申しておりました。今では珍しい亭主関白で、黙って言われることをヤレという、とても厳格な父親です。同じ気質を持つ私とは、いつもぶつかり遭っていました。家族で反対者は、いつも私一人なのです*味方はいません*笑 周りの人に自分が損だから止めときなさい!と言われても私は、損得では考えられず意地を張っていたと思います。私は、そういう生き方しか出来ないのかも知れませんね?プロレスの話に戻します。父は特に猪木さんの試合になりますと、力が入り過ぎ、ナックルパートやヘッドバットが私の頭や膝、肩などを襲って来ました*本当に災難でしたが、しかし、 私も手に汗を掻いてしまう程、一生懸命応援していたのでした。きっと私の体も揺れていたことでしょう!笑 猪木さんを好きなのは、何も肉体的な強さだけではありません。猪木さん独自の考え方や生き方、また価値観なんかも、私にとっては大きな魅力でした。お金に執着しない生き方や、また、男の夢が家一軒を建てることであったり、高級車に乗ることだけでは、情けない*という考え方などに心から痺れて共感し、オレもそういう男になりたいと、本当に思いました。

オリンピック

ホスト役の女性から、オリンピックの話題を向けられますと「全然興味がない」と言っておられました。何故ですか?の問いかけに「本来、オリンピックとは、参加することに意義があるのに、金を取れとか、金しかいらないとか、また、それが使命の様になってしまっているからですよ!何の為にオリンピックに参加するのか、もう一度よく考えた方が良い。」と述べられていました。私もこのお話を聞く前から、子供達にこういった話をしていましたので、深く頷いていたのです。事あるごとに日本は何時も中国を批判しますが、私は日本も同じ道を経て今があるのになあ?よく人の国のことを悪く言えるものだ!と思っています。恥を知りたいものです。子供達はピュアですから、ちゃんと分かっています。「オリンピックは何の為に参加するの?」との問い掛けに「友好関係の為」とか「外国と仲良くする為!」としっかり答えていました。やっぱり子供は国の宝ですね*私は、子供達だけのオリンピックがあれば良いのになあ?と考えます。それも他国混成チームで!そうすれば国を背負わされたり、お金やスポンサーが絡むこともなくなるでしょう?余程健全ですよね。勿論、コーチや保護者も不在で、大人の口出しは一切なしです!笑 水着、ユニホーム、スパイクなどの道具も皆一緒にしてフェアな戦をするのです。もし、こんなオリンピックがあったらホント素晴らしいのに*世界の子供達が純粋に戦う姿を大人達に観せれば、きっと考えも改まるでしょう?何の利益がなくても、一生懸命がんばることの意味は何処にあるのかを・・・

星野ジャパン

その関連したお話で、猪木さんはこうも述べていました。「何で日本は、星野ジャパンとか、反町ジャパンとか、何とかジャパンと言うのでしょうね?戦うのは選手なのに、可笑しくないですか?何か付加価値というか、盛り上げようとしているのかも分かりませんが、何時も疑問に思っています。選手不在と言うか?本当にオカシイ・・・」私も以前から思っていました。監督が代わり結果が直ぐに出ますと、称賛されるのですが、それは表面的なことしか見ていない証拠です。監督が「こうやれ!」と言われたことをだだ選手が行い、偶々良い結果になっただけのことです。選手をロボット化して*

監督

 本来の監督コーチの仕事は采配を揮うことが、大きな仕事ではありません。大きな仕事は他にあります。それは、良い人間を育てることや、真摯な大人に育むことです。即ち自身の判断で行動し、責任を持つことを教えて行くのです。コーチング指導に於いて「こうしろ」と教えたのでは、指導者としては失格です。回り道をしてでも、さりげなく伝えて気付かせ良い方向に導くことにあるのです。「教えて貰った」と言われたら、多分指導力不足ですね!

宝物

一年くらい前でしょうか?私が、子供から嬉しい言葉を貰ったことがあります。直接ではなくお母様から伺ったのですが、部活とクラウド、どちらを選ぶかで悩んでいた時に、ご子息が言ったそうです。「ぼくを育ててくれたのは、ヤスユキ先生だ」と・・・こんな嬉しい言葉はなかったですね* 教えるという言葉と、育てるという言葉の違いは、紙一重なのかも知れませんが、とても心に響きました。この言葉は私の宝物です。

漬物石

漬物が食べれない私ですが、敢えてこの表現を遣わせて頂きます。前述の「育てて貰った」は確かに嬉しい言葉だったのですが、真実は周りの子供達の中で揉まれ、自分自身で育ったのです。本当に! 私の力などは微々たるもので殆どありません。もしも、何方かに「監督コーチとはどの様な存在であるべきか?」と問われたら、私はこう申し上げます。 それは、「漬物石」の様な存在ですと・・・石が重く厳し過ぎますと、選手は潰れてしまい、また軽過ぎれば熟成されません。個性や長所の味が出せずに、美味しくないのです。その選手各々によって、丁度良い重石になることを何時も心掛ける私です。痩せたり、太ったり大変です!私の重石が取れた後には、更に美味しく成ってくれるでしょう?笑  

監督コーチの仕事

指導上「自分で気付かせる!気がつくようになる!」ということが、どれだけ大切なことかは、文才のない私の言葉では伝え切れませんが、どうかお察し下さい。「厳しいクラブでやってみたい」や「もっと厳しくして欲しい」は、よく保護者様から聞く言葉です。確かに厳しさも必要な時はありますが、意味が全く違います!厳しいとは一体何でしょうか?乱暴な言葉を投げ掛ける?ミスを怒鳴られる?きついノルマを課せられる?ツマラナイ反復練習を延々とさせることですか?この様な厳しい指導方法では選手達を萎縮させ、また感覚を鈍らせるだけだと思います。気が付ける大人や創造性のある選手には成れません*それこそ変な癖が付いてしまいますね!もっと他に厳しさは沢山あると思います。指導者や大人が考えた厳しさが、前述のモノでは、余りにも情けないです。こういう練習は指導者にとって楽な手法なのです。私自身の厳しさの一例を少し申しげますと、例えば、口で言わずにやらせて見たり、やるかやらないかは、00くんの自由だ!と言って見たり、あるいは、大人に絶対怒られそうなことに対して、何も言わずに最後まで見守っていたりと様々です。言葉や口で注意しない方が深く伝わる場合もあると思います。もうひとつ厳しいということに関連して、こんなことがあります。  練習中、一見、不真面目に見える子供の上達が著しく、真面目に厳しい練習をしている選手の方が上手くならない!ということは、スポーツ界ではよくあるのです。ここにも上達のヒントが隠れていると思います。楽しいは不真面目ではありません。監督コーチや保護者様は、大人の物差しで子供達を見てしまいがちですが、子供達は、楽しみながら学び練習をしているのです。無駄なことなど一つも無いと言い切ってしまいたいです!笑 良い子ばかりではつまらないですし、色んな子供が居てくれることで楽しさが倍増し、スクールもより意欲的なモノになるでしょう?子供を見ていてイライラする場面もあるでしょうが、そういう時はもっと離れて遠くで見て下さい。表情が見えないくらい!笑 イライラするその一瞬が、子供から楽しみを奪ってしまいます*  「あの子、何やってんの?しょうがないわね~」と笑える余裕がありますと、保護者様も楽しくなるのではないでしょうか?無駄に見えたりすることの中にも、成長に必要なことは沢山あるのです。しかし、この考え方が全てではないことも申し上げておきます。本当に少数ですが、怒鳴られ、殴られ、理不尽な思いをさせた方が、伸びる選手も稀にいるのです。私です*笑 「ちくしょう!」や「こんなことで止められか!」「今に見ていろ!」という反骨精神のある性格には、厳し過ぎて丁度良いのかも知れません?こういう選手は、逆にエネルギーに変えてしまいます。 また、乞うことを止め、技を盗んで、その上を行こうとする筈ですね!多分?でも、私がこういう経験をしていますので「厳しい指導の弊害」は体と頭でよく分かっているつもりです。決して良い指導ではありませんね!

水泳

 私も、猪木さんと同様にオリンピックには、余り興味はありませんでした。また今回、更に興味を失くした要因に水泳があります。名前は言いませんが、金メダルを取った選手のことです。素晴らしい水着がイギリスで開発され、とても速く泳げるので、選手達は挙ってその水着を着ていましたね!インタビューを聞きながら、ホント情けないなあ*と思ってしまいました。何故なら、日本の水着メーカーとの契約があったり、色んな意味で援助して貰っている為に、本音で言えないのが透けて見えたからです。援助はして貰いたいけど、違う水着は着たい!穿った見方かもしれませんが、だったら援助を乞うなと言うことです。回りクドイ言い方や奥歯に物が挟まったモノの言い方で「今まで努力して来たのは、選手だから私達を見て欲しい!」と述べますが、それを言うのであれば、水着なんかに頼らず、そのまま出場すれば良いのに?とつい批判的なことを考えてしまいます。厳し過ぎるでしょうか?私だったら「契約を破棄して、この素晴らしい水着で勝負させて下さい」とか、または「私は道具には拘りません。今までお世話して頂いた、このメーカーの水着で世界新記録を目指します。たとえ金メダルが取れなくても、全力で戦いますので、力一杯の姿を見て下さい!」何て言うだろうと思うのです。道具に頼ったり、金銭が絡むメーカーとの関係を出来るだけ保ちつつ、道理に適った言い訳を探している様で、本当に悲しい気持ちになりました。きっと、この選手は頭が良いのでしょう! 賢いからこそ、自身の体裁や対面を世間から守りつつ、新しい水着を着用出来る様にしました。こんなプロセスが良いことなのか?悪いことなのか?凡人の私には解りませんが、少なくともスポーツマンたる者は、不利と思われることや、逆境に立ち向かってこそ称賛されるのでしょうし、また掛け替えのない喜びも味わえたことでしょう*それをまだ自分が着ていない時には、「ズルイですね」と他の選手を批判しながら、最後は自分もその水着を着てしまったのです。恥ずかしいことではないのでしょうか?本当に残念でなりません。こういった行為の後、金メダルを取りましても、私は素直に拍手が送れません。 何故なら、子供達が影響され、必ず真似をしてしまうからです***先日、スポーツショップの店長さんにお聞きした所、その水着が高額にも拘わらず、子供達が沢山購入しているとのことでした。悲しい限りです*他力本願を覚えてしまいました。

体操の平均台

しかし、そういうことがありましても、偶々観たオリンピックのテレビで噛り付いて観てしまったものがあります!それは、体操の平均台です。変な意味ではなく、あんな所で、あんな技がどうして出来るのだろう?人間て素晴らしいと思いました*私は、子供達のスポーツに、少しでも役立たせたいと、体の使い方、呼吸の取り方などを目を皿の様にして観ていたのです。本当に美しかったです*選手達が、今までどんな鍛練をして来たのかと私が想像しても、多分及ばないでしょう?真似がしたくても出来ない技は神秘的に映ります。ついウットリして、コーチの立場を忘れ、オオカミの目になっていました。女性らしいレオタードに弱い私で面目ないです*

拉致の話

猪木さんが、力道山の弟子ということで、今年も北朝鮮から招待されているとの発言に対して、拉致について猪木さんの力で解決出来ないのか?という質問がありました。それについて猪木さんはこんなことを述べられていました。「他の国を当てにして解決は出来ません。何故なら北朝鮮と日本の問題だからです。それを逃げて他国を巻き込み包囲網を作れば、尚更難しくなります。アメリカに対しても一歩も引かないで主張出来る国が、アメリカの言いなりの日本の言うことを聞くのでしょうか?考えなくても分かることです。私は前々から言っています。拉致問題を第一番目に持って来ても、何も解決出来ませんよ!と、国交を先ず結べば、自ずと解決される方向に向かうでしょう?感情論では何も解決されません。どんな問題でも一緒です。感情論の究極が戦争に発展してしまいます。こんなことを色んな場面で言いましたら、右翼が群れをなして事務所まで押し掛けて来て、街宣活動をされましたが、日本のことを命懸けで考えて言っているのに、何が気に入らないのだ!命を懸ける奴は、出て来い!と言ったら、帰って行った」と笑いながら教えて下さいました。

質問

猪木さんに私も質問をしたかったのですが、皆さんが沢山手を挙げられていましたので、控えてしまいました。質問したかったことは「猪木さんが以前、政治家だった時に、スキャンダルを取り上げられて、マスコミや世間から批判され、大変なバッシングを受けられたと思います。猪木さんに限らず、今も色々な会社や有名人など、地位や名誉のある方々を中心に、失敗やスキャンダルを探して大勢で批判し、停職や辞職、果ては自殺にまで追い込んむ風潮があると、私は感じていますが、その当事者でもあった猪木さんは、この今の社会をどの様に感じておられるのか?お聞かせ下さい。」何て聞きたかったですね!毎日毎日、責任を取れだの、謝罪しろだの、白だの黒だの、もういい加減にしてくれ!と思うこの頃です。関係のない人まで、怒っている姿は本当に見苦しいです。ですから、最近は余りテレビを観ていません。そう言えば、子供達から13日に地震があると教えてくれましたが、テレビを観ていない為、何も知りません? 「エー!知らんの~」と言われてしまいました。実は昨日の夕方、西の空に大きな地震雲を二本見ました!皆さん、気をつけて下さい。

障害者

一時間半の講演が終了して、私の直ぐ横の通路を帰られる時に、握手を求めようとしましたが、思い留まりました。それは、反対側の席に車椅子の男の子が居たのを猪木さんが見つけると、傍に寄り愛情たっぷりに接していたからでした。その優しさを目の当たりにして、席を立つことが恥ずかしくなったのです。

別れ

そんな光景を見つめながら、もう一度猪木さんにお会い出来るだろうか?何て情緒的なことが、頭を過ぎったのです。何故そんなことを思ったのか分かりませんが、もうお会い出来ない様な気がしました。何故でしょう*
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愛知県で活動しているクラウドサッカークラブの運営をしています。
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