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歌う歌の内容からだろうか?

歌手としてデビューして、
私は「早熟」と表現されるようになっていた

大人びた体つきでもないし、
大人びた顔でもない

周囲の思惑が理解できなかった

十一歳になろうとしていた一月五日、
私は、初潮をみた

バスの停留所
私はその周辺を歩き回っていた

その一瞬、下腹部にチクッと刺されたような痛みを感じた

次の瞬間、身内の熱が固まって転がり落ちた

「生理だ」と思った

両足の間に小さな朱色を発見した私は、母に告げた

母は嬉しそうに笑って「お赤飯たかなきゃね」と・・・


その頃、級友の中でも半数くらいの人が初潮を経験していた
自分ひとりが取り残されてしまうかもしれないという
小さな不安を感じていた矢先のことだった

夏休みに入る前、
男子生徒とは隔離された別室でフィルムを見せられた

暗幕を張りめぐらされた中で、
生理と女性の体について先生の説明があった

どこか秘密めいた感じを女子全員が受けていた

それを男子生徒に知らせることは罪悪で、
女子の資格がないと教師は言った


初潮を迎えたということに、
取り立てて感慨はなかった

しかし、異性の目を気にしながら、
カバンの中から生理用品のナプキンをそっと取り出す快感にも似た気持ちの正体は、
この時の私にはまだわからなかった

毎月生理を迎え、定期的に女であることの証拠をつきつけられることは、
私にとって不快なことではない

女として一人前であるという唯一の手掛かりなのである

誇りであるといっても言い過ぎではないだろう

「こんなわずらわしいものがあるなんて・・・
二度と女に生まれたくないわ」

そんな言葉を耳にしたことがある


事実、私は生理痛がひどくて、
声も出せないほどになってしまう

仕事柄そんなことで休むわけにはいかないのだが、
腹痛と微熱でボーとしてくるし、
誰かと話をしていても、
冷や汗をかきながらということになってしまう

生理というものが、女性の細部に渡って影響を及ぼしていることに気づいた時、
自然が作り出したしくみの素晴らしさを感じた


職業柄、私たちはどうしても肉体そのものを取りざたされることが多い
水着での撮影、グラビアであったり、
番組であったり、その度に露出度が話題になり、
ハプニングで体の一部が見えたといっては大騒ぎになる


しかし、私はそれだからといって、
特別、水着というものを拒んだりはしなかった


水着の場合はビキニを好んで着た
スタイルに自信があったわけではないが、
自分の体形には一番似合うと判断したからである

但し、一つだけ条件を付けていた
スタジオ、プール以外ならばという条件だった

水着はともかく裸ということには抵抗があった
「伊豆の踊子」や「潮騒」という映画の中で



















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